抗真菌薬に対するアレルギー作用

抗真菌薬とは真菌感染症に対して効果を示す薬剤をいいます。真菌と細菌は異なるため、抗生物質の投与では真菌は死滅することはありません。有名な抗真菌薬の種類としてはアゾール系抗真菌剤というものがあります。この代表例としては、イトリゾール、フロリード、ニゾラールなどが挙げられます。このアゾール系抗真菌剤は真菌の小胞体でエルゴステロールという脂質の合成を阻害します。エルゴステロールは真菌の細胞膜の主成分であるため、真菌がこのエルゴステロールを合成できなくなってしまうと死滅してしまいます。このようにして効果を発揮します。その他キャンディン系やアリルアミン系などが存在します。
いずれの抗真菌薬に対してもアレルギー作用が起こることがあります。薬物アレルギーはI型アレルギーに分類されます。アレルゲンとなる薬物が体内に侵入すると、免疫細胞の1つである肥満細胞が活性化し肥満細胞内に蓄えられた大量のヒスタミンが放出されます。このヒスタミンの作用によって、発疹、かゆみ、血圧低下、呼吸困難といった症状が現れます。このような場合には直ちに薬の使用を中止する必要があります。アレルゲンとなる薬物が連用されると、徐々にアレルギー症状がひどくなり、呼吸困難や血圧低下など致死的なアナフィラキシーショックにつながってしまう可能性もあります。発疹、かゆみなど軽度の症状の場合にはアレグラ、ザイザルなどの抗ヒスタミン剤を服用するケースが多いです。一方、呼吸困難、血圧低下が起こるとアドレナリンなどの昇圧剤や副腎皮質ステロイド製剤が使用されます。このような場合は命に関わる処置となるので、このような症状を感じたらなるべく早く病院の診察を受けるようにしましょう。

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